クリエイターズリストはなぜ「仕事人クリエイター」にこだわっているのか? 「仕事人クリエイター」とは何なのか? それについてお話しします。
「クリエイター」と聞いて、どんなイメージがありますか?
「クリエイター」、じつはこの言葉の意味はとても広くて、人によって思っていることが全然違うんです。
ひとことで「クリエイター」といっても、その中にはいろんな職業が含まれます。
ですが、ほとんどの方は、ひっくるめて「クリエイター?」と、おおざっぱに認識されていることと思います。
クリエイター = 「アーティスト」?
また、「クリエイター = アーティスト」というイメージも根強いです。作品を作って売る人や、趣味の創作活動のイメージ。
最近でいうと「クリエイターエコノミー」という流行言葉もあります。これはクリエイター対一般個人の取引のことで、グッズ販売やファンクラブ課金で収入を得るスタイルです。代表的なのはYouTuber、オタク系絵師、インフルエンサーなど。
いずれにしてもSNSの活動が主なので、一般の人に対して目立ちやすいのが特徴です。
でも、それだけがクリエイターじゃないんです。
「アーティスト」や 「エコノミー系」以外にも、クリエイティブ系の仕事を、企業や事業者からプロとして請け負うクリエイターもいます。
私たちは、そうした人々のことを、愛を込めて「仕事人クリエイター」と呼んでいます。
お仕事の形態としては、フリーランサーや、または一人親方の会社の代表、という方が多いです。
あらゆるビジネスをささえる裏方、だけど
仕事人クリエイターって、注目されにくいんです。
世の中のあらゆる商品・サービスは、それを売るためになんらかのクリエイティブ制作が必須です。パッケージデザインしかり。広告、自社のビジネスを伝えるウェブサイト。出版物やコンテンツ商品ならば、イラストや写真、なんらかのデザインが関わらなければ世に出ることすらできません。
こんなふうに、仕事人クリエイターの仕事はあらゆる経済活動に関わりがあり、常に裏方で支える、とても重要な存在です。
しかし、一般個人と取引することはほとんどないので、世間には知られにくい。アーティストや「エコノミー系」がSNSで注目を集めやすいのとは対照的といえます。
だからこそ、私たちは「仕事人クリエイター」を支援したいと考えました
これが、私たちが「仕事人クリエイター」にこだわっている理由です。クリエイターズリストは、仕事人クリエイターと企業をむすぶサービスです。
余談ですが、このような方針には、代表の経歴もベースにあります。
代表の松尾は、2006年にフリーランスクリエイターとして開業しました。当初は「アーティスト」と「仕事人クリエイター」の違いがわからず、仕事を得るのに大変苦労をしました。しかし、ウェブ活用について学んだり、さまざまな工夫の結果、日本人なら誰でも名前を知っている出版社との取引や、全国の高校生が使用する教科書の挿絵制作など、個人事業主ながら数多くの企業から仕事を受注するに至りました。
そんな体験から、「仕事人クリエイター」への思いが今もあるのです。
補足
もちろん「アーティスト」や「エコノミー側クリエイター」もあるべき存在です。しかし、私たちは「仕事人クリエイター」を支援します。また、「アーティスト」的な活動と「仕事人クリエイター」的な活動を両方しているクリエイターもいます。そうした方々については「仕事人クリエイター」的な面を支えるのがクリエイターズリスト、と認識いただければ幸いです。